【トレード手法】ボリンジャーバンドとRSIを組み合せたデイトレード手法

2024年8月19日

EA制作の参考になる取引手法について紹介するシリーズです。第1回目は、ボリンジャーバンドとRSIを組み合わせたデイトレード手法を紹介します。

ボリンジャーバンドと相対力指数(RSI)を組み合わせたデイトレード手法は、価格の変動幅とトレンドの強弱を評価することで、より精度の高いエントリーポイントとエグジットポイントを見つけるために有効です。

ボリンジャーバンド
  • ボリンジャーバンドは、価格の移動平均線(通常は20日移動平均線)を中心に、上下に±2σ(標準偏差)の範囲を設定したバンドです。価格の移動平均線はミドルバンドと呼ばれます。
RSI(Relative Strength Index)
  • RSIは、価格の強弱や売られ過ぎ、買われ過ぎの状態を評価するために使用されるテクニカル指標です。一定期間(通常14日間)の価格の上昇幅と下降幅を基に計算され、0から100までの値で表示されます。
  • ボリンジャーバンドのタッチは過剰な買い(売り)状態を示唆し、RSIのオーバーボート(オーバーソールド)はトレンドの転換を示す可能性があるため、逆張りのエントリーポイントが見つけやすいです。

エントリー条件

  • 売りポジション
    • 価格が上のボリンジャーバンドにタッチまたはそれを超えた場合。
    • RSIが70以上である場合。
  • 買いポジション
    • 価格が下のボリンジャーバンドにタッチまたはそれを超えた場合。
    • RSIが30以下である場合。

エグジット条件

  • 価格がミドルバンド(20期間移動平均線)に戻った場合。
  • RSIが50に戻った場合。
  • ボリンジャーバンドのスクイーズ(Bollinger Bands Squeeze)とは、価格の変動が小さくなり、ボリンジャーバンドの上下のバンドが収縮してくる現象を指します。バンドの幅が狭くなる、つまりスクイーズが発生するのは、価格のボラティリティ(変動性)が低下したときです。この状態では、市場が「エネルギーを蓄えている」ようなもので、どちらかの方向に大きな価格変動が起こる可能性が高まります。
  • スクイーズが発生した後にボリンジャーバンドが拡大し、価格がバンドのどちらかに向かって動き出すと、その方向に強いトレンドが形成されることがよくあります。この手法では、トレンドの方向の確認とエグジットの判断にRSIをを利用します。

エントリー条件

  • ボリンジャーバンドが収縮(スクイーズ)し始めたときに注意。
  • 買いポジション
    • 価格がボリンジャーバンドの上限をブレイクアウト。
    • RSIが50を上回る。
  • 売りポジション
    • 価格がボリンジャーバンドの下限をブレイクアウト。
    • RSIが50を下回る。

エグジット条件

  • 価格がボリンジャーバンドの反対側のバンドに触れた場合。
  • RSIが70(買いの場合)または30(売りの場合)に達した場合。

損切りライン

  • 各エントリーで、最も近いサポートまたはレジスタンスレベルに基づいて損切りラインを設定します。

ポジションサイズ

  • トレードごとのリスクを口座資金の1-2%に制限するようにします。

ボリンジャーバンドとRSIを組み合わせることで、より精度の高いエントリーとエグジットを行うことができます。トレードシグナルを両方の指標で確認することで、トレードの信頼性が向上します。この手法を実践する際は、必ずリスク管理を徹底し、マーケットの状況に応じて柔軟に対応することが重要です。

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