ピボットEA作成の前に、ピボットの使い方を整理(2014.6.3)
PIVOT を使ったEAを作るに先立ち、
まずは基本的なピボットの使い方を整理してみました。
ピボットってどっかで聞いたことがあるなぁーとずっと思っていたのですが、
そういや、バスケットボールの基本動作ですね(^^)
語源は同じっぽいですねー。
JX-ENEOS バスケットボールクリニックより
≪ピボット分析とは?≫
前日の価格を基準に今日の相場の重要ポイントを導きだすもので、
多くの人が使用している信用度の高いテクニカルです。
ピボット分析によって導きだされた価格は今日の相場の重要な伏目となることが多く、
サポートやレジスタンスとしてかなり機能します。
FXDD配信の上の図では、上から緑:R2、緑:R1、青:PP、赤:S1、赤:S2、赤:S3
と呼ばれています。(今日(6/3)の図では、R3は表示されていないようですね。)
前日の(高値+安値+終値)÷3で、今日のピボット(PP)を算出し、PPからそれぞれ
R1, R2, R3, S1, S2、S3の値が計算されます。
≪ピボットの計算式≫
R3 : (PP×2)-(安値×2)+高値
R2 : (PP+高値-安値)
R1 : (PP×2)-安値
PP : (高値+安値+終値)÷3
S1 : (PP×2)-高値
S2 : (PP+安値-高値)
S3 : (PP×2)-(高値×2)+安値
≪ピボットの見方・使い方≫
1.ピボットによる方向性の判断
ピボットは前日の値幅から求めた中間値ということで、以下のように
大雑把なトレンド判断に使います。
- ピボットより上 ⇒ アップトレンド
- ピボットより 下 ⇒ ダウントレンド
特に、マーケットオープン直後の動きを判断するのに使えます。
2.目標値として利用
- 利益がのったポジションを持っているとき、価格が次のサポートあるいはレジスタントラインに近づい たときに、一旦そこで利確をする使い方です。
- S1を抜けて上昇していく局面では、S1を抜けた ら、次はピボットの位置までは行くだろうと予測ができます。 ピボットを超えたら、次はR1まで行く可能性があるといった感じです。
3.逆張り的に使用
- S1・S2接近で買い、R1・R2接近で売り
- S1を下抜けた場合、S1で建てた買いポジションを手仕舞いしS2で買う、または手仕舞いせずにS2で買い増しする
- R1を上抜けた場合、R1で建てた売りポジションを手仕舞いしR2で売る、または手仕舞いせずにR2で売り増しする
外為オンラインより
- R3上抜きで買い、S3下抜きで売り (BrakeOut?)
- もみ合い相場では、
- 買いの場合はS3は損切りライン・R3は買い乗せ
- 売りの場合はR3は損切りライン・S3は売り乗せ
4.順張り的に使用
- S1・S2接近で売り、R1・R2接近で買い
- R3上抜きで売り、S3下抜きで買い(逆張り?)
調べると、使い方はいろいろありそうですが、概ねこのように分類されそうです。
相場の状況に合わせて、戦略を自動で変えるのがベストなのでしょうけど、なかなかそこまで作りきらないですねー。
当初、4の順張り的な使い方でEA化を考えましたが、やはり3の逆張り的な使用方法が王道なのでしょう。まずは逆張りEAでいきたいと思います。
それから、S3・R3をブレイクするということは、つまりはピボットが成り立たなかった、即ち敗北を意味しますので、このポイントに関しては「損切り」がいいのかなと思います。
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