通貨ペアの相関関係を利用したEA(その3)
通貨ペアの相関関係を利用したEA(その3)です。
その2 ➡ 通貨ペアの相関関係を利用したEA(その2)
その1 ➡ 通貨ペアの相関関係を利用したEA(その1)
前回、EURJPYを取引対象としたEAが出来上がったところまで書きました。
◆初期資金:10,000ドル、単利 0.1 Lot、最大保有ポジション数:1、テスト期間:約12年
純利益:4,467ドル
プロフィットファクター(PF):1.90
勝率:42.54%
損益レシオ(平均勝ち/平均負け):2.56
最大ドローダウン:234.14ドル(1.63%)
トレード回数:315回
トレード数が少なすぎますね・・・。
少なすぎると負けた時のリカバリーに時間がかかるので大変です。
ポートフォリオ運用の一環として、MT4の片隅で稼働させておく分にはいいかもしれませんね・・・。
考え方を変えると、リカバリーするまでの間の『つなぎ』があればよい訳です。
トレード数を確保する方策としては、単純に同時保有ポジション数を増やす方法もありますが、今回のロジック的には馴染まないように思います。
その他には、他のEA(ロジック)とくっつける方法もありますね。
今現在、EURJPYを取引対象とするもので、『つなぎ』として使えそうなものは『White Bear Z EURJPY系』くらいでしょうか。
探せば出てきそうですけど(笑)
ただ、2つ以上のEAをくっつけるのは非常にめんどい。^^;
ちょっと話を最初に戻しますが、このEAは以下のような値動きを狙ったものです。
(EURUSD ↑ USDに対してEURが買われる)
(USDJPY ↑ USDに対してJPYが売られる)
よって、EURJPY ↑↑
そこで、ちょっとイレギュラーなアイデアですが、
EURJPYとUSDJPYとの値動きには正の相関があるとされているので、EURJPYとUSDJPYを入れ替えたらどうなる???
つまりUSDJPYを取引対象通貨とするわけです。
大きく動く可能性があるわけではないですし、『騙し』にあう確率も高いので、EURJPY版ほどの安定性は望めません。
でも、使えれば通貨を分散するという意味で、リスク分散にもなりますね。^^
何とかできました。
・・・予想通りEURJPYほど安定した成績は得られませんでしたし、リミット値も30までしかあげることはできませんでしたが。
リミット値(TP):30、ストップ値(SL):90 です。
◆初期資金:10,000ドル、単利 0.1 Lot、最大保有ポジション数:1、テスト期間:約12年
純利益:3,667ドル
プロフィットファクター(PF):1.46
勝率:72.95%
損益レシオ(平均勝ち/平均負け):0.54
最大ドローダウン:323.27ドル(3.02%)
トレード回数:573回
さて、次回は、EURJPY版とUSDJPY版の結果をマージ(併合)させたいと思います。
ちなみに、EURUSD版は作ることはできませんでした。
当たり前ですね。^^;
USDJPY、EURJPYが上がっても、EURUSDが上がるわけではないですから。
Penguin