【トレード手法】フィボナッチピボットとストキャスティクスを組み合わせたデイトレード手法
フィボナッチピボットとストキャスティクスを組み合わせたデイトレード手法は、サポートおよびレジスタンスレベルをフィボナッチピボットで特定し、エントリーポイントとエグジットポイントをストキャスティクスで確認することで高精度なトレードを実現するものです。
基本的な要素
フィボナッチピボットの設定
フィボナッチ・ピボットはその名の通り、テクニカル分析の「フィボナッチ」と「ピボット」を組み合わせた分析方法です。フィボナッチピボットポイントは、前日の高値、安値、終値を基に計算される主要なサポートおよびレジスタンスレベルを示します。これらのレベルをチャートに表示し、現在の価格がどのレベルに近いかを確認します。
フィボナッチピボットポイントの計算
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ストキャスティクスの設定
ストキャスティクスオシレーターは、特定の期間内の価格の過熱感を示します。通常、14, 3, 3(%K期間、スロー%D期間、ファースト%D期間)の設定が一般的です。
エントリーとエグジット
エントリーシグナル
買いシグナル(ロングエントリー)
- 価格がフィボナッチピボットのサポートレベルに近づく。
- ストキャスティクスの%Kラインが%Dラインを下から上にクロスする。
- ストキャスティクスが20以下のオーバーソールド領域から上昇する場合は特に強力なシグナル。
売りシグナル(ショートエントリー)
- 価格がフィボナッチピボットのレジスタンスレベルに近づく。
- ストキャスティクスの%Kラインが%Dラインを上から下にクロスする。
- ストキャスティクスが80以上のオーバーボート領域から下降する場合は特に強力なシグナル。
エグジットシグナル
ロングポジションのエグジット
- 価格が次のフィボナッチピボットのレジスタンスレベルに到達する。
- ストキャスティクスが80以上に達した場合。
ショートポジションのエグジット
- 価格が次のフィボナッチピボットのサポートレベルに到達する。
- ストキャスティクスが20以下に達した場合。
リスク管理
ストップロスの設定
- ロングポジションの場合、エントリーサポートレベルの直下にストップロスを設定します。
- ショートポジションの場合、エントリーレジスタンスレベルの直上にストップロスを設定します。
リスク・リワード比率
- 最低でも1:2のリスク・リワード比率を目指します。つまり、見込まれる利益がリスクの2倍以上となるようにトレードを設定します。
実際のトレードシナリオ
- 価格がフィボナッチピボットのS2サポートレベルに近づき、ストキャスティクスが20以下で%Dラインをクロスするのを確認します。これを買いシグナルとして、ロングポジションを取ります。
- ロングポジションを取った後、価格が上昇し、ストキャスティクスが80以上に達します。この時点でポジションをクローズし、利益を確定します。
- リスク管理のために、エントリー時にS2の少し下にストップロスを設定しておきます。
- どのサポレジラインに注目するかは、ストキャスの動きを見ながら判断します。
- 経済指標などで大きく動くと、目論見通りにはいかない場合があるので、ご注意ください。
- (私はこれにCCIやMACDを併せて判断しています。)
このように、フィボナッチピボットとストキャスティクスを組み合わせることで、サポートおよびレジスタンスレベルでのトレンド反転を高精度で予測し、リスク管理を徹底しながらトレードを行うことが可能です。