コラム② ATRトレーリングで「値幅」に合わせて守る。 [補足]PenguinPanelマニュアル
ATRトレーリングは、Average True Range(ATR)を基準にSLを追随させる、ボラティリティ連動型のトレーリングです(TP/SLモードで有効)。
💹PenguinPanelの『ATRトレーリング』機能
🔁 計算式のイメージ
- 買いなら TS = Bid − ATR(Period) × Multiplier、売りなら TS = Ask + ATR × Multiplier。SLが TS より甘い(買いでSLTS)場合にSLをTSへ切り上げ(下げ)ます。
- ATRの計算期間:ATRの期間。短いほど機敏に、長いほど滑らかに。
ATRトレーリングの乗数:ATRに掛ける倍率(Multiplier)。大きいほど利を引っ張り、小さいほどタイト。
🎯 FX/ドル円(デイ・スイング)における実践的目安
| トレードスタイル | ATR期間の目安 | 乗数(Multiplier)目安 | 備考 |
|---|---|---|---|
| デイトレ・短期 (M5/M15) | 比較的短め (例:5~10) | 1.5〜2.5倍 | 素早く利益を確保/逆行耐性はあまり取らない場合。 |
| スイング~中期 (H1/H4) | 中期 (例:10~21) | 2〜3倍 | トレンドフォローを想定し、ある程度の逆行に耐える設計。 |
| ポジショントレード・長期 | 長め (例:21以上) | 3〜4倍以上 | 長期間ポジションを保持するスタイル/ボラ大の通貨ペアに。 |
ドル円などの「日中・デイトレ・短期~中期」といった用途の場合、上の表のような乗数設計が参考になります。
※ATR期間・乗数はあくまで “目安” です。実際には通貨ペアの特性(ボラティリティ、セッション時間帯)やストップロス設計・リスク許容度などによって最適値が異なります。



